今日は、私なりのノートPC(Windows PC)の選び方をまとめようと思います。
最初に言いますが、考え方が偏っている点は否めないかもしれませんので、悪しからずご容赦ください。
Microsoft IMEで良ければSurfaceをおすすめ
ここで敢えてARM版Windows PCをおすすめしてしまいます。
一般的には、ARM版Windows PCはおすすめできません。
ノートPC 3大やめとけ
— こまめブログ (@littlebeansinfo) August 26, 2025
・AI性能への期待
・ARM版Windows
・オフィス付きで3万円以下
ただし、
- 詳しい人が用法用量を守って正しく使うことができる
- 何かあっても泣かない
- いざとなったら「ARMってこんなもん」と諦められる
そういう変わった人限定であれば、Surfaceは良い選択です。何より動作がサクサクでバッテリーの持ちが良い。
あと、AI?何ですかそれは。Surfaceをそういうのには使うことはないから全然問題ないですよ、私は。
ARM版Windowsでは、x64向けアプリはエミュレータ動作
ARM版Windowsでは、x64向けアプリはすべてエミュレータ動作なので、現状Google日本語入力は使用できません。私自身は未検証ですが、ATOKも使えないという声も聞いています。
その他のアプリでも、もしかしたら使えないアプリが出てくるかもしれません(普通に動く場合もあります)。
敢えて最高スペックのSurfaceを選ばなくても良い
PCのスペックをケチってはならないなどの意見もありますが、
真理。
— 夜空きり【屋号(クリエイトアコード)/職業(Webサイトに関するサポーター、Webサイト制作者)】 (@kiriduki) August 3, 2025
(予算の上限があるなら、その中で高スペックを狙い、妥協するな。も含む) https://t.co/4PLXvAty3G
私は、詳しい人が合理的な判断ができるのであれば、全然ケチって良いと思います。
逆に、どんなにお金を積んでも失敗する人もいるのを、実際に見てきています。腑に落ちない言い方をしますが、そういう人は単純にPCの買い方を失敗しているのです。Windows PCの場合はモデルによっては未だに落とし穴が多いのです。PCはそうそう買い替えるものではありません。だから失敗してほしくないんです。
私はSurface Laptop 第7世代を買うときには以下のケチり方をしましたが(しかし、お金をかけるべきところにはお金をかけて)、スペック的には大満足です。
モニター解像度 | 解像度2304×1536は譲れなかったので、Surface Laptop 13型ではなく、Surface Laptop 第7世代(13.8型)を選びました。 あと、Surfaceが地味にタッチパネルなのが嬉しいです。たまに使うときがあります。 |
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Windows OS | Windows 11 Home(これは必要に応じて) |
CPU | Snapdragon X Eliteではなく、下位モデルのSnapdragon X Plusを選びました。 |
メモリ | 16GB(少ないって言われますが、私には必要十分でした。心配な人は32GB以上を選べば良いでしょう。) |
SSD | これは容量を一定使用するので512GBを選びました。 |
その他 | 買い切り版Officeが標準付属。USB-C PD電源が使用できる。 それと、今はほぼ当たり前ですが、内蔵カメラが付いています。 |
法人向けSurfaceであればx64 CPU版もある
法人向けのSurfaceであれば、Intel CPU版もあります。互換性の心配がある方はこちらが良いでしょう。
Macについては?
最新版のMacであれば、どんなモデルを選んでも最低でもApple M4・メモリ16GB以上のモデルばかりなので、基本的にどれを選んでも、おそらく失敗はしないでしょう。
中古はわかりません。
一般ユーザーはIntel・AMD CPUのPCを選びましょう
アプリの互換性の問題がありますので、一般ユーザーはIntelまたはAMD CPUのノートPCを選びましょう。
予算は3~5万円と言ってくる人が多い
そもそも予算が少なすぎる人は話になりません。考え方を改めてください。
必要十分な予算を提示せずに、性能の良いPCの購入はそもそも無理な場合が多いです。
LenovoのノートPC
これは多少詳しい人向けですが、LenovoのPCはIntel・AMD CPUが選べるのでおすすめです。
たとえば、メモリ32GB・Officeなし・高精細ディスプレイ(WQHD(2560×1440)以上の解像度)のPCが欲しい場合でも、17万円くらいで購入できるようです。これくらい以上を予算にすると幸せです。
Lenovo でほしいノートパソコンを見積もったら17万円くらいだった。いつどのもでるでやってもだいたい一緒なので、これがちょうどいいんだろうな。
— 山本大介 @𝕏 (@b4rskbe5) September 2, 2025
【これは外せない】
13~14インチ、WQHD (2560×1440) 以上の解像度
32GB メモリ
Windows 11 Pro pic.twitter.com/JBqJXK0ZLF
PCスペックを選ぶ、おおよその基準は?
PCスペックを選ぶ際の、おおよその基準は以下の通りです。敢えて、だいぶ贅沢なスペックを書きます。
予算ですが、10万円までだと何かが欠けていることが多いです。15~20万円くらい出せると、結構幸せです。
買って後悔しないために、以下の5要素を基準に考えてPC購入していただくと良いと思います。
- 値段の高いPCはそれなりに性能が高いことが多いけど、性能と価格が比例しないことがある
- ベンチマーク(Passmark)のスコアを最重視する
- 自身の用途に応じてメモリ、ストレージ、GPUのバランスを考える
- 必要であれば、モニター解像度も考慮する
- 一部の国内メーカーは余分なアプリが動作を重くする場合がある(インストールされていたら削除する)
モニター解像度 | フルHDの1920×1080で、それで耐えられる人はそれで良いですが、WQHD(2560×1440)以上はあったほうが高精細で良いでしょう。 タッチパネルが良いかどうかは人によります。 |
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Windows OS | Windows 11 HomeかProかは、これは必要に応じて。 |
CPU | アプリの互換性が気になる方は、IntelまたはAMD CPUが良いでしょう。 個人的には、Passmarkのマルチスレッドのスコアが最低でも15,000以上のものがおすすめです。可能であれば20,000以上のもの。今はそれくらい必要です。 たまに、それ未満のものが紛れていますが、多くの場合は性能に対して不満足な結果をもたらします。 また、このスコアは価格.comでも「CPUスコア」として掲載されているものが多いです。 |
メモリ | 最低でも16GB、可能であれば32GB以上が良いでしょう。 GPUのメモリも共用になり、その分余計に容量を使用する場合があります。 |
SSD | 使い方によりますが、たとえば512GB以上が良いでしょう。 |
GPU | ゲームをしなければ内蔵GPUで良いですが、ゲームをする場合はGeForceのGPUが入ったものが良いでしょう。動画編集も内蔵GPUでは不十分な場合があります。GPUのモデルによっても性能が異なるので、ベンチマークのスコアやレビュー記事などを参考にすると良いでしょう。 |
その他 | Microsoft純正の買い切り版Officeが標準付属が良いでしょう。安価な互換Officeで十分かどうかは人によります。 今はほぼ当たり前ですが、内蔵カメラが付いています。また、USB-C PDも標準対応になりつつあります。当たり前ですが、Wi-Fiは基本的に標準対応です。あとは必要に応じて、5G対応のPCなどが検討すると良いでしょう。 |
たとえば、USB-C PD対応のノートPCを購入すると、場合によっては車で移動中に充電できる場合があります。
SONYのVAIOやNECのノートPCは?
こちらを選んでも良いと思いますが、標準で入っているアプリが動作を重くしている場合がありますので、不要なアプリの削除(アンインストール)をおすすめします。通常、そのようなアプリをほとんど使用することはないと思います。
私はVAIOを使ったことはないですが、NECのPCに入っていた標準アプリには良くない思い出があります。
結論
ノートPCを買うときには、元も子もない話ですが、詳しい人に聞いたほうが良いです。
しかし、そうすると詳しい人が過重労働になりがちですので、詳しくない人が一人でもある程度探せるように、上記の通りに「PCスペックを選ぶおおよその基準」を説明しました。もし、詳しい人に頼るときは、まず最低限しっかり労ってあげてください。それと、場合によってはそれなりにきちんとした見返りを渡してあげてください。
傍若無人に頼りすぎると、普段は丁寧に接してくれるかもしれませんが、あるとき突然プツンとなるときもあるので、相手に対するリスペクトを持つのが大切だと思います。